暖炉

そろそろ当地仙台も葉桜の頃と成りました。我が家の薪ストープもシーズンオフを迎えそうです。と言う事はそろそろ来シーズンに向けて薪の準備を始めなければ成らないのですが、毎年「蟻とキリギリス」では有りませんが、それこそお尻に火が点いてからの準備と成るのが恒例です。今年こそは!と思うのですが、さてさてどうなりますか。昨年の1月に山形市内と仙台市内の新築住宅の「暖炉」の設計に関わらせて頂く機会が有りました。仙台の物件は高齢の御夫婦だけのお住まいと云う事から、「ガス暖炉」を選ばれた様で、薪の確保や薪割り、室内搬入の労を考えれば納得の選択と云えましょう。もっとも全室冷暖房完備の住宅ですから、「暖炉」はあくまでインテリアの「調度品」としての位置づけでした。アンティークが御趣味の御夫人の要望で多少ニュアンスに配慮したデザインと成りました。
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山形の物件はノルウェー・ヨツール社のビルトインタイプの本格的薪暖炉です。11000Kcal/hの最大出力、90畳を賄える能力が有りますから、寒さ厳しい山形でも充分です。花冷えが続くこの頃、まだまだ暖かい炎を見せてくれている事でしょう。
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原油高騰を受け、近年薪ストープや暖炉に興味を持たれる方が増えて来ている様ですが、要因はそればかりでは無いのでしょう。やはりエアコン、電気・石油ストーブには無い炎の存在だと思います。オレンジ色の揺らめく炎は何にも代え難い暖かさが有ります。国内製のストーブはまだまだ排気の処理が不十分あるいは全く考慮されていない物が殆どですが、海外製品は触媒や二次燃焼室を設けたりして、自国の排出規制をクリアーしている物が標準性能です。依って燃焼効率も非常に高く、燃えかすも意外な程少ない物です。確かに価格は国産に比較して数倍しますが、コストパフォーマンスはとても高いと言えるでしょう。薪ストーブをご検討の方はホームセンターの廉価製品に惑わされる事無く、賢明な選択をされます事をお薦めします。

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